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    5-2.受け身の文

     動詞(be動詞を除く)には、後ろに目的語(名詞)がくるものと
     そうでないものがあるわけだが、このうち目的語を伴う動詞の文
     は受け身の文にすることができる。

    (1)by を使う受け身の文

     例文32 Your child stole my watch.
         あなたの子どもが私の時計を盗んだ。
     例文33 My watch was stolen by your child.
         私の時計があなたの子どもに盗まれた。

     例文33は例文32を受け身の文にしたものだ。何かをされるもの
     を主語にして、動詞を“be動詞+動詞の過去分詞形”で表すと、
     受け身の文になる。

     しかし、例文32と33はニュアンスが違う。ここでのポイントは、
     相手に伝えたいことがらをどのような順序で伝えるかだ。

     人に物事を伝えるとき、相手の知らないことをいきなり話し出す
     と話が混乱してしまうだろう。だから通常、相手が知っていること
     を先に伝え、相手がまだ知らないことは後で伝えるのがルールで
     ある。

      A)Your child / stole my watch.
      B)My watch was stolen / by your child.

     したがって、Aの文は「おたくのお子さんですけど、実は私の時計
     を盗んだのよ」というニュアンスになるのに対して、Bの文は
     「私の時計盗まれたの知っているでしょ。実は盗んだのはあなたの
     息子なのよ。」というニュアンスになるのだ。

    (2)by を使わない受け身の文

     学校や塾で習う受け身の文は「受動態」、その反対は「能動態」と
     呼ばれている。そして、能動態から受動態へ、受動態から能動態へ
     の書き換えを練習する。
     そのため、どんな文でも受け身の文で表現できると勘違いしてしまっ
     てはいないだろうか。

     しかし、互いに知っているモノを説明するような場合(例えば「この
     作品は~の手によるものです」というような場合)を除くと、実際に
     使われている受け身の文の中に by~ をほとんど目にすることは
     ない。受け身の文にする以上は、必要性があってのことだからだ。

     そこで、受け身の文の主役である「byを使わない受け身の文」のパタ
     ーンをおさえておこう。

      C)My bicycle was stolen yesterday.(私の自転車が昨日盗まれた)
      D)I think that he is sincere. (私は彼のことを誠実な人だと思う)
      E)It is said that he is sincere. (彼は誠実な人だと言われている)
      F)Many people all over the world read “Harry Potter.”
      G)“Harry Potter” is read by many people all over the world.

     受け身の文が使われるパターンには、まず、誰がやったか分からな
     い、誰がやったかをあえて言う必要がない、誰がやったかを言うこと
     ができない、というものがある。

     Cの文は、犯人が分からないために受け身の文にせざるを得ない、
     そういう事情が背景にあると考えられる。

     次に、受け身の文が使われるのは内容に客観性を与えたいときだ。
     Dの文によれば、「彼が誠実」なのはあくまで私個人の意見にすぎ
     ない。しかしEの文によれば、「彼が誠実」なのは客観的な事実の
     ように聞こえるのである。

     最後に、受け身の文が使われるのは、長い主語を避けるときだ(書
     く文章の場合に強くあてはまる)。Fの文の主語は“Many people
     all over the world”であり、これははずいぶん長い。
     このような場合は、Gの文のようにするとスッキリするのだ。

    (3)by 以外の前置詞を使う場合

     受け身の文で「~によって」を表す“by~”は、通常、やったのが
     「人」の場合に用いる。「彼は車にひかれた」場合にも“He was
     run over by a car.”というように by が使われるが、「彼を
     ひいた」のは「運転手」という「人」なのである。

     by は「スタンド バイ ミー」と言われるくらいの近さを示すので
    (nearは漠然と「近い」という意味だが、by は「面している」とい
     う意味)、それが転じて下手人を by で表すようになったものと考
     えられる。

     それでは、やったのが「人」でない場合、by 以外の前置詞を使う
     ことになるが、その例をみておこう。

      H)I was surprised at the news.(そのニュースを聞いて驚いた)
      I)He is known to many people.(彼は多くの人に知られている)
      J)I’m interested in mathematics.(私は数学に興味がある)
      K)The picture was written with a pencil.(エンピツで書かれた絵)

     Hの文で at が使われているのは、ニュースが「一瞬」で伝わる
     イメージだからだ。Iの文の to は、彼についての情報が多くの人に
     「到達」していることを示している。Jの文の in は、私の興味が数学
     という世界の「内部」にいるイメージを出している。

     Kの文では、pencil と絵が並んでいるイメージなので with が使わ
     れている。with は一般に「一緒にいる状態」「持続する状態」を表す
     前置詞だ。with が使われるケースに次のようなものもある。
      ・be satisfied with~(~に満足している)
      ・be pleased(delighted) with~(~に喜んでいる)
      ・be filled with~(~でいっぱいである)
      ・be covered with~(~におおわれている)


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