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    サイトをリニューアルしました 2018/09/30

    留学・海外赴任のための英会話勉強法

     東京の品川で英会話の講師をしていたころ、「外国人の夫の帰省のために英語を話さなければならない」「大学で交換留学が決まったので、大至急で英語を話せるようになりたい」「海外勤務に備えて英語を話せるようになりたい」という相談がちらほらありました。

     そこで、英会話スクールに通う人が多いのですが、これではなかなか英語で話すようになれないのが実情。なぜ、英会話スクールでは英会話力がつかないのかというと、インプット、アウトプットの絶対量が不足していることが最大の原因です。

     そこで、何とか自力で英会話力をつけよう、これが今回のテーマです。目標は、TOEIC800点、英検準1級です。しかし、実際にスコアを狙うのではなく、日常英会話を難なくこなす上に、英語で仕事(英会話講師など)ができるようになることが目標です。レベルは1~5に分けましたので、ご自身のレベルから始めてくださいね。



    レベル1-語彙


     海外留学や海外勤務のために「英語を話したい」と思ったら、まずは英単語を3000語程度を頭に入れましょう。そうはいっても、私もそうでしたが、英単語をひたすら覚えるのは苦痛で、続きませんね。そこで、次の3冊を通して、飽きないように勉強しましょう。
     ①【CD2枚付】TOEICテスト英単語ターゲット3000 新装版: 新形式問題対応
     ②MINI-MAX英単語倍増計画<パワーアップ版>
     ③TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

     ①は普通の単語集です。「必ず覚えなきゃ」って力んだり、「もう忘れてる」って落ち込まないように、「忘れるのは当然」という気持ちで取り組むといいです。回数を重ねることが大事。

     ②は、語源から学ぶ英単語集です。語源が分かると、初めて見た英単語でも、意味が推測できるようになります。

     ③は、フレーズの中に英単語を当てはめる英単語集です。「使える英単語」を身につけるのに最適です。本冊をマスターしたら、スマホアプリで練習することができます、有料(700円)ですが。

     取り組み方は、①を完璧にしてから②→③と進むのではなく、「①→②→③」を1セットとして、これを5回、力を抜いて回してください。







    レベル2-文法


     英単語を覚えたら、次は英語を話すための文法習得のステージです。簡単な英文でも、なかなか自然に口から出ないものです。
     巷では「聞くだけで英語が話せる」という夢のような教材があります。しかし、この方法で大人が英語を話せるようにななりません(と思います)。

     私たちの脳は7歳までであれば、母語以外の言語でもスムーズに習得できることがわかっています(臨界期)。反対に、大人の場合は聞くだけでは英語は習得できないのです。ですから、大人は理屈をおさえながら「考えて理解する」ことが不可欠なのです。

     そこでおススメなのは、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。重要な点は「語順」。日本語と英語がとでは語順がまるで違うため、そこを確認する必要があります。語順は「動詞」で決まります。





    レベル3-リーディング&リスニング


     単語と文法が一通り身に付いたら、次は、リーディングとリスニングです。ここからが本番、それだけにきつく感じるかも知れません。ネイティブのスピーキングのスピードは、1分あたり200語。いきなりそのレベルに到達することはできませんが、近づく方法はあります。

     それは、「シャドーイング」。同時通訳方式の学習方法で、聞いた英語の後について同じように復唱する練習です。シャドーイングのメリットは次の3点。
     ① 文章を文頭から理解できるようにする
     ② 声を出して読むと頭に入りやすい
     ③ 聞き取れないところを分かるようになる

     これまでの日本の英語教育では、単語と文法が中心でした。そのために、英語を話せるようにはならなかったのです。つまり、英文を頭から理解する「英語脳」ができないために、「英語を話せない」のです。そこで、英語脳を鍛えるためにおススメの教材は、「究極の英語学習法K/H System (入門編)」です。
     この本は、完全マスターするまで取り組んでください。



    レベル4-スピーキング&ライティング


     レベル4までは、いわゆる「インプット」です。しかし、インプットだけをしていると、自分で英文をつくる力がつきません。スピーキングとライティングでは、自分の頭を使って発信する練習が必要です。

     ここのレベルでは、スピーキングよりもライティングに重点をおいて練習する方が効果があります。なぜなら、英会話スクールで、そこで考えた英語を話しても、何も残らないからです。自分で考えた英語を手元に残すことによって、自分の英語のどこが間違っていたのか、もっといい表現がないのか、を検証することが大事です。だから、まずはライティングを練習しましょう。

     そこでおススメの教材は、「カナンアカデミー」というe-learningです。私もやってみました.(私が受けた添削は後ほど・・・)



     このe-learningでは、まず、アメリカの文化を動画で学び、次に10問の小テスト、そして、ライティング+添削という構成です。
     特にライティングの添削は秀逸です!私もやってみました。1回分の課題は、「ショートアンサー」と「エッセイ」から成ります。
     下が第1回の課題です。みなさんもちょっと考えてみてくださいね。レベル3まで到達したら方なら、やりがいがあると思います。

    【Short Answer課題】
    Often Japanese people change the way they talk depending on whether they are talking to somebody who is older or younger than they are. What other circumstances do they change the way they talk? Give an example. Write at least two sentences.
    Your answer should look something like this: Japanese people change the way they talk depending on/when ___________.
    For example ______________________________.

    【Essay課題】
    Many Japanese people try to avoid disagreement rather than trying to think critically in conversations. For example, a Japanese person might say, “Yes, I agree” even though she does not agree with what the other person is saying. She may not even think in depth about the logic of what the other person is saying. Americans on the other hand, usually do not say, “yes” if they do not agree and try to think of the logic of what people are saying. Which do you like
    better American or Japanese way of communication?
    Write 4 paragraphs or more.
    Paragraph 1) State your opinion clearly. This can be one sentence.
    Paragraph 2) Write reason 1 and back it up with supports and examples. Write at least three sentences.
    Paragraph 3) Write reason 2 and back it up with supports and examples. Write
    at least three sentences.
    Paragraph 4) Write your Conclusion. Repeat the opinion that you wrote in (1) with a summary of the two reasons. This can be one sentence.
    Your answer should look something like this:
    I like the _________ way of conversation better than the ___ way. I have two reasons.
    The first reason is _________________________________. For example, (support)_____________________________________.
    The second reason I like ________ better is because ____________________________________________________________. For example, (support)_____________________________________.
    In conclusion, I like the (opinion) way of conversation better than the ____________ because (reason 1) and (reason 2) .

     恥ずかしながら、私がしていただいた添削を公開します → コチラをクリック
     「初めて日本語・日本人と接する外国人に日本語の言葉を伝えるときは、注釈が必要だ!」と注意されちゃいました(汗)。また、三単現のSとか、私が生徒たちに注意していることが、自分にブーメランとして帰っきちゃいました(イタタッ)

     1つのお題で3回まで繰り返して添削してくれますので、最初の評価が悪くても、再チャレンジ、再々チャレンジができます。レベル3までで出てきた好きな表現をぶつけてみましょう。




    レベル5-映画鑑賞


     レベル4で紹介しましたカナンアカデミーにもちょっと足りないところがあります。それは、ビデオ学習のときの英語を話すスピード。ネイティブのスピーキングのスピード(1分あたり200語)よりもちょっと遅い気がします。

     そこで、最後の仕上げとして、映画鑑賞をお勧めします。英語の映画を見ると、最初はとてもついていけません。まずは、スクリプトを手に入れて、それで徹底的に表現と内容を頭に入れてから、映画を見るようにしましょう。

     おススメの教材は、「スクリーンプレイシリウスーズ」。教材は、スクリプトと海外版のDVDの双方を準備します。海外版のDVDは日本に機材に対応しているかどうか、チェックが必要です。

     映画のバリエーションとしては、「BACK TO THE FUTURE」「ニューヨークの恋人」「プラダを着た悪魔」「ザ・ファーム」「LOVE ACTUALLY」「スクールオブロック」など、若干古めです。ですが、速さに慣れるには十分な教材ですし、スクリプトに注釈がついているのもこの教材の強みです。



     最近のフレーズを勉強したいときは、映画よりドラマの方が適しています。例えば、英語のドラマには、「フレンズ」、「セックス・アンド・ザ・シティ」、「アリー・マイ・ラブ」、「デスパレートな妻たち」などが有名どころです。スクリプトは、Free TV Scriptsで入手することができます。


    まとめ


     いかがでしたでしょうか? 最近は、目を見張るような良い教材が出てきました。私は、中高生に受験英語を教えていますが、正直、「こんなことに時間を割いても効果はわずかなのに・・・」と思いながらやっています。
     今回ご紹介した内容は、留学や海外赴任をしている方だけでなく、学校でもやってくれれば、日本の英語教育も変わるのにな、と思います。
     
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    had to と should have p.p. と must have p.p. の違い

    今回は、高校生からの質問「had to と should have p.p. と must have p.p. の違い」です。

    まず、「had to」は「must」の過去形で、「~しなければならなかった」という意味ですね。
    一方、「should have p.p.」(p.p.は過去分詞の意)は「~すべきだった」という意味です。
    この両者の違いは何でしょう? 日本語にするとあまり違わないようにみえます。

    違いは、実際に「した」か「しなかった」かの違いです。
    「had to」は客観的な義務があったので、実際に「した」のです。
    これに対して、「should have p.p.」は、「やっとけばよかった」と悔いる表現なので、実際には「しなかった」のです。

    さらに、これらと混乱しがちなのは、「must have p.p.」です。
    もともと「must be」という表現が「今~に違いない」という意味で、現在の事象に対する推量です。
    これに対して、「must have p.p.」は、「~だったにちがいない/~したに違いない」という意味で、過去の事象に対する推量となるのです。

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    「合う」という場合の suit, fit, match の違い

    今回は、高校生からの質問「合う」という場合の suit, fit, match の違い、です。

    「合う」という場合、次のような場合があります。
    ① この服に「合う」帽子を買いに行こう。
    ② この帽子は公式な場所でも「合う」(ふさわしい)
    ③ この帽子は私の頭のサイズに「合う」

    以下、例文はWeblioからの抜粋です。

    ①の場合は、2つのモノの相性、すなわち、着物や家具などの組み合わせの相性がぴったりだ(調和している)という場合です(主語も目的語もモノ)。
    この場合は、match(=go with) を使います。 
     A red tie will match that jacket. その上着には赤いネクタイが合うでしょう.
     I'm looking for a hat to match a brown dress. 茶色のドレスに合う帽子を探しています.

    ②の場合は、パーティーや登山などのTPOや、その人の個性などに照らして、モノ・コトが人にふさわしいという場合です。
    この場合は、suit(= become) を使います(主語はモノ、目的語は人)。
     Blue hats suit her fair skin. 彼女の色白の肌には青い帽子が似合う.
     A miniskirt doesn't suit you. ミニスカートはあなたには似合わない.
     
    ③の場合は、形状や寸法や用途が合う、という場合です。
    この場合は、fit を用います(主語はモノですが、目的語にはモノ・コト・ヒトがきます)。
     These gloves fit me very well. この手袋は私にぴったりだ.
     Does this key fit the lock? このかぎはその錠に合いますか.
     The law fits this case. その法律はこの場に合う.

    では練習してみましょう。

    1.Green doesn’t ___ me.
    2.Do you think this job ____ me?
    3. These shoes don’t ____ me. They are too small.
    4.As I have gained weight, my clothes don't ____ me..
    5. I like your dress. I think that blue ____ you
    6.These cushions ____ this room very well.

    答え
    1.suit
    2.suit
    3.fit
    4.fit
    5.suit
    6.match

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    I think と I don't think

    今回は、I think と I don't think にまつわる使い分けを確認したいと思います。

    今晩は雪は降らないと思います。
    ○ I think it won’t snow tonight.(強い否定-自分の意見だけを伝達)
    ◎ I don’t think it will snow tonight.(弱い否定-相手の意見も考慮)

    結論から言うと、thinkの場合、I think も I don't think も使います。ただ、上の文の場合は強い否定で、相手の意見を受け入れないニュアンスがあります。
    これに対して下の文は弱い否定で、相手の意見も考慮しています。
    つまり、think, believe, suppose, expect, seem などの弱い断定を表す動詞の時には、否定のnot が文頭に使われることが多くあります。

    これに対して、hope や fear はどうでしょうか。この場合は、自分の気持ちを言えばいいだけで、相手の意見は関係ありません。したがって、下記のように、not が前に出ることはありません。

    今日、雨が降らなければいいな。(自分の意見を伝達するだけ)
    ○ I hope it won’t rain today.
    × I don’t hope it will rain today.

    彼女は来ないと思う。(自分の意見を伝達するだけ)
    ○ I fear(am afraid) she will not come.
    × I don’t fear (am afraid) she will come.
    ※ assert「断言する」、claim / insist「主張する」などの強い断定的動詞は、hopeやfear と同じ型をとります。

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    Reader's Digest English20を試してみた - LEVEL1 > STAGE3 > UNIT4

    今回は「リーダーズ・ダイジェスト English20」のLEVEL1 > STAGE3 > UNIT4です。

    今回は次のようなやりとりがでてきました。
    Should we order pizza ?
    Not pizza, again ! Oh, I don't care. Make sure they're fast.
    How about Chinese food.
    James, I don't care. Just do it.

    care は「気にかける」という意味ですので、I don't care. は「私は気にかけない」「どうでもいい」という突き放した表現です。
    これと似た表現で、I don't mind. というものもあります。mind は、否定文や疑問文では「イヤだと思う」という意味です。ですので、I don't mind. と言えば「イヤじゃないない」という意味になり、相手が自分に許可を求めてきた場合に用います。

    次に、Make sure. ですが、これは「確かめる」という意味です。また、Just do it. は、「行動に移すのみだ」とか、「ぐずぐずしてないでやれ」という意味です。

    以上から、本文の意味は次のようになります。
    「ピザを注文しようか?」
    「ピザはもういいわ。あ、いえ、私は何でもいいわ。早く届くか確かめてちょうだい。」
    「中華料理にしようか。」
    「ジェームズ、私には構わないで、早くしてちょうだい。」

    他にわからない表現がありましたら質問してくださいね。

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